こんにちは。夏本番を前に暑い日が続き、より投資に情熱を燃やすポニおです。
今回は、投資の原資の確保についてお話ししていきます。
投資の効果を得る上で、二つの要素が大きく影響します。
一つは時間、そしてもう一つが原資の量です。
投資の原資とは、すなわち元手となるお金、軍資金です。
ここでは、この原資を少しでも増やすための工夫や心がけについて、お話ししていきたいと思います。
目次
原資の確保の重要性
投資には、資金力がかなり大きく影響します。ここで、原子の確保の重要性についてお話ししていきます。
資金力の効果は絶大!
例えば、100万円の原資があったとして、それを投資して一年間で1%の利益を得ることができたとしましょう。
その場合の利益は、100万円×1%=1万円です。
では、この原資が1,000万円あった場合では…当然、原資が100万円に対して10倍あるわけですから、得られる利益も10倍の10万円になります。
一億円なら、得られる利益はさらに10倍の100万円になります。
このように、同じ時間、同じ労力をかけても、原資の額で得られる利益はまったく別次元のものになります。
資金力の差は、結果の差でもあります。
投資の世界はお金持ちが有利、というのは、資金力の点から既にアドバンテージが大きいからです。
資金力の重要性を理解してモチベーションをあげる
資金力の重要性を理解していただけたなら、これから投資をしていくにあたって、同時に原資を確保しようという気持ちも高まってくるかと思います。
一生懸命勉強して、投資のタイミングを見計らって、結果会心の投資をして、一年間に5%の利益率を出したとしても、原資が100万円であれば5万円の利益。
つまり、1,000万円の原資の人が投資をして、それなりの結果として得た1%の利益=10万円の半分でしかないのです。
資金力の差に屈せず、継続することが大事
非常にショッキングな現実についてお話ししました。
さらに残酷なことを言えば、原資のある人に対して、ない人は勝てっこないのです。
しかし、それを聞いて腐っても仕方がありません。
私もそうですが、ほとんどの人は、最初、資産を「持たざる者」です。
持たざる者から「持つ者」に代わるには、時間と継続、そして自分自身の決意や覚悟が必要です。
投資をして明日明後日、半年一年後に「持つ者」に変わることはできません。
投資はリスクを抑えつつ、なるべく勝率の高い方法で少しずつ増やしていくのが王道であって、いきなり数倍数十倍にお金を増やすというのは投機であり、ギャンブルです。
もしくは詐欺です。
そんな方法は通常の方法ではありません。
焦る必要はありません。この後に、原資を確保するためのワンポイントも解説します。
原資の確保の仕方
では、具体的にどのような方法で原資を確保していくのが良いでしょうか。
様々な方法が考えられますが、順番に紹介していきます。
日々の収入から確保する
基本的な投資原資の確保の仕方は、貯金と同じです。
仕事をしていて得られる給料、毎月の収入から貯めていくことになります。
毎月の収入から貯金するコツは、予め投資に回す金額を決めておいて、それを堅持することです。
いわゆる給与天引きのような形ですが、先に投資の原資となるお金を別枠に確保しておくことが大事です。
収入から色々な支出を差し引いて、余ったら投資に回そう、という意識では、確実に原資を貯めることはできませんし、「貯めよう」という意識も変わっていきます。
日々の支出を見直す
収入は、そう簡単に増やすことはできません。
会社員であれば一年に一度、昇給するかどうかですし、そうでない自営業の方やフリーランスの方も、収入を増やすにしても限界があると思います。
そこで、収入ではなくて支出、出ていくお金の方に目を向けてみます。
皆さんは日々、どんなことにお金を使っていますか?
また、自分がどんなことにお金を使っているか、把握できていますか?
もしできていないのであれば、まずはざっくりとでも、把握することが第一です。
把握してから、「これは削れるな」とか、「これを削る代わりにこっちは削らないでおこう」といった、家計の見直しが初めて可能になります。
家計の支出は、家賃・水道光熱費・食費・通信費・交際費・服飾・保険・貯蓄・その他(日用品や雑貨など)…多岐にわたるかと思いますが、何となく、では、無駄を削ることはできません。
特に見直しやすい項目は、「食費」「通信費」「保険」です。
①食費を見直す
食費は、外食中心か自炊中心かで変わってきますが、お昼ごはんがもし、外食中心であれば、まずは週に一度、お弁当を持っていくというのを始めてみてください。
お弁当を作るのって大変では…と思うかもしれませんが、夕食の残りを入れたり、冷凍品をうまく使えば、さほど時間はかかりません。
これだけで月の食費の数分の一を削れますし、健康的にも、自分で油ものを避けるとか、カロリーの調整ができたりするので、健康面からも一石二鳥です。
加えて、水筒の活用を是非おすすめします。
皆さんは毎日必ず水分をとると思いますが、これを毎回買って飲んでいるのでは、財布に穴が開いたまま放置しているようなものです。
小さな支出の積み重ねは、大きな損益をもたらします。
少しの心構え、注意で、大きく家計を変化させ、ひいては大きな投資の原資の確保につながりますので、できる範囲から是非、挑戦してみてください。
②通信費を見直す
通信費とは、パソコンを使う際のネット(Wi-Fi)代、後は携帯のキャリアです。
Wi-Fi代は、様々な通信会社が様々なプランを打ち出しており、千差万別ですが、一度自分のプランを見つめなおしてみることをお勧めします。
料金システムが高いところは、それ相応に良い(通信が早いなど)のサービスを提供していますが、果たしてそこまで早い必要があるか?など、考えてみると良いと思います。
最上のサービスではなくとも、コスパがよく、ストレスなく使うことのできるサービスはたくさんありますよ。
また、携帯のキャリアに関しては、格安simの利用を強くおすすめします。
ドコモやau、ソフトバンクの三大キャリアの利便性は言わずもがなですが、格安simとの最大の差は、「店舗や支店が街中にあるかないか」と「キャリアメールが使えるか」だけと言っても過言ではありません。
これらの点は、しょっちゅう支店に出向く必要があるかどうか、と、キャリアメールでないと困ることがあるかどうか、で判断できます。
そして、上記の二点で「三大キャリアでないと困る!」という人はほとんどいないのではないかと思います。
通信に関しても、格安simは三大キャリアの通信を言わば間借りして、使わせてもらうだけなので、ほとんど差を感じることはありません(たまにお昼や電車内など、混雑時間帯で通信が混み合う際に遅くなることはありますが)。
それだけの差で、料金は2分の1にも3分の1にもなります。
事実、私はドコモから格安simに乗り換えましたが、特に今は不自由することもなく、通信費は4分の1ほどに下がりました。
③保険を見直す
これは子どもがいるかどうか、パートナーと共働きかどうか、など様々な事情で異なってくるところではありますが、基本的に「手厚い保険は不必要」です。
仮に生命保険や医療保険に手厚い補償をつけ、月々の支払にたくさん払っているとしたら…かなりもったいないことであると言えます。
ここからは若干の持論を含みますので、参考としてお読み下さい。
生命保険、よくパンフレットなどでは「子どもが小さいうちは手厚く、家を買ったらそれを担保にできるから減額しても良い、そして子どもが独立してからは最小限に」などと謳っています。
確かに、生命保険を全く掛ける必要はない、とは言いませんが、私は究極、お葬式代と当面の生活さえ賄えれば、それでよいと思っています。
私が死んだとして、妻と子どもがいますが、その二人が今後一生、安泰に生活できるほどのお金(3000万円以上)を保障しておく必要があるでしょうか?
妻は大変であると思いますが、今現在も働いていますし、これからも働いてくれると思います。だから、自分たちの生活費は自分たちで賄える状況にあります。
子どもは、もしかしたら私立に行かせたかったところを、公立に行くこととなるなど、変更を余儀なくされるかもしれません。
でも、元々「父が死ぬ」という予想だにしない大きな出来事があったわけですから、死んだ後も元々のライフプランが狂わないよう、生命保険の額を大きくしておくというのは、諦めが悪すぎると思うんですね。
そうなったらしょうがない。その時は、その時できる範囲で進学したりお金のかかることをしてもらう。
実際、父親が働き盛りの最中になくなるケースって、1%以下です。それはそうです。100人に1人も死んでいたら大変なことです。
つまり、起こりえるとしても、限りなく可能性は低く、起こってしまったとしても、パートナーの勤労状況とその後の人生の方向転換さえ行えば、生きていけないなんてことにはならないのです。
そうなると、多額の生命保険なんて不要ですし、毎月大きな額を払う分、家族とおいしい物を食べたり旅行に行ったりするお金に回したほうがずっと家族を喜ばせられると思います。
医療保険もそうです。
日本に高額療養費制度がある限り、医療費の上限は決まっています(もちろん、全ての医療費ではありませんが)。
だから、限りなく低い可能性に対し、毎月毎年多額の保険を払うのは、効率から言って大損なのです。
私自身は最低限の保険しか入っていません。そして、万が一何かあったら、投資してきた資産を取り崩し、元々描いていたライフプランを一旦白紙にして、また練り直すだけです。
少なくとも路頭に迷うことはありません。
限りなく可能性の低い不幸が襲ってきたときは、その時は「そういう人生だったんだ」と受け入れておしまいです。悪あがきはしませんし、そのために日々のお金を保険に注ぐなんてこともしません。
一つ例外を言っておきますが、自動車保険は必ず対人対物で入っておく必要があります。
いつどこで事故に巻き込まれるかはわかりませんし、これは保険に入っていないと人生を後悔したくなるほどの負債を抱える可能性がありますから。
まとめ
最後の方でまた熱くなってしまいましたが、いかがでしょうか。
投資の原資は大切で重要です。
そして原資の確保は、日々の生活を見直すことから始まります。
生活を見直せば、今より多くのお金を原資に回すことができるようになり、投資の効率も効果もあがり、複利の効果もきいて好循環が生まれます。
焦らず、でも確実に前進しましょう。投資は、やる人に対して恩恵をもたらしてくれる、やった人にだけわかる人生の醍醐味の一つであると私は考えています。