こんにちは。6月に入ったけれど、梅雨の気配が一向に感じられないのは、投資熱のせいでしょうか。ポニおです。
今回は、投資を始めてから、最終的に何がどうなるのかわからない、という人向けに、このブログで勧める投資に関して、その全体像を解説していきます。
投資を始めようと思っているけど、踏ん切りがつかず、その一歩が踏み出せない…
何となく不安だ…
そういった方に向けて、今日の記事をお読みいただくことで、少しでも一歩を踏み出すお手伝いができたらうれしいです。
あらかじめ、簡単に【投資の全体像】を紹介すると、こんな感じになります。
- ①証券口座を開設する
- ②口座に入金して、株式or投資信託を購入する
- ③利益を得る/積み立てる
- ④半年、1年、2年…といった節目に、その時の現状と投資をしていなかった場合を比較
細かい点で言えば、もう少しやった方がいいこともありますが、大まかにはこのような形です。
それでは、行ってみましょう!
目次
①証券口座を開設する
過去にも記事を上げているので、詳しくはそちらを参照してください。
現代はインターネット上で口座開設の手続が完結できるので大変便利です。
どの証券会社がいいか、についても、過去の記事をどうぞ。
口座開設の手続をしてから、実際に投資ができるようになるまで大体2週間程度かかります。
②口座に入金して株式or投資信託を購入する
さあ、いよいよ投資を実践する段階です。
このブログでは、様々ある投資の種類の中から、「高配当株投資」もしくは「インデックス投資(投資信託)」をおすすめしていますので、それらを買うことを前提に紹介していきます。
入金するお金は余剰資金で
待ちに待った口座開設が完了したら、さっそく入金しましょう。
投資は、状況やタイミングによっては資産が減る可能性のあるリスク資産です。
なので、持っている資産を全額投資に投入!…みたいな冒険は、するべきではありません。
入金する具体的な金額については、一般的には、総資産のうち、3か月~半年分の生活資金をいざというときのために確保しておいて、その残りの、いわゆる余剰資金を用いると良いと言われています。
それだけあれば、仮に生活に困る状況に陥っても、投資した資産を切り崩すことなく、確保しておいたお金から生活費を賄うことができるからです。
「今は3か月~半年分も生活資金を確保できないよ。」という方もいると思います。
そんな方は、少なくてもいいのでとりあえず投資の口座に入金しましょう。1000円でもいいです。
生活資金が貯まるまで待つ、というのは、個人的な意見になりますが、おすすめしません。
貴重な投資機会を失うことになりますし、何より「やってみた」ことが財産になります。
少額からチャレンジしつつ、生活資金も併せて確保できるよう貯金していきましょう。
生活資金や余剰資金を貯める効率的な方法については、別の記事で紹介していますので是非ご覧ください。
株式や投資信託の買い方
株式や投資信託は日々価格が変動します。
なので、一番いいタイミングを見極めるのは、困難です。
株式であれば、「この額になったら買い注文(オーダー)する」みたいな設定もできるので、そうやって購入の予約をするのもいいと思います。
もしくは、多少の高値を掴んでしまうかもしれませんが、一度割り切って、買える金額であれば買ってみるのもいいと思います。
とにかく、買ってみなければどういうものなのかわかりません。
買った株式が、高い値で手を出してしまったのか、いいタイミングで買えたのかは、ある程度時間が経った時に振り返ることでしかわかりません。
投資信託の場合は、上がったり下がったりを繰り返しながらじわじわ上昇していくものなので、早いタイミングで購入手続きを済ませた方が、結果的には得をするケースが多いです。
そして、投資信託であれば、100円からでも1000円からでも買えます。
もし生活資金を十分に貯めれていないとか、余剰資金があまりない、という方は、まず少額の投資信託の購入をしてみることをおすすめします。
お金が貯まって、もう少し多く投資ができるようになったときに、「やったことがある、買ったことがある」という経験は、強く生きるものであると確信を持って言えます。
③利益を得る/積み立てる
株式の場合と、投資信託の場合とで、投資してから利益が発生するまでの流れが異なります。それぞれ紹介していきます。
~株式の場合~
株式であれば、直接的に発生する利益を得ることが目的となります。
株式がもたらす利益には、二種類あります。
一つ目がインカムゲイン。つまりは配当金のことです。(過去記事はこちら)
二つ目はキャピタルゲイン。株価が上がったときに、売ることで得られる売却益のことです。(過去記事はこちら)
詳しくはリンクを貼っているので、過去の記事からどうぞ。
株式は、究極、買ってからそのまま放っておいたとしても、所持している限り、権利日と呼ばれる決まったタイミングを基準として、配当金や株主優待を得る権利を得ます。
権利日をまたいで保有しているだけで、後は、証券口座に勝手に配当金が入金され、または自宅宛てに株主優待品が届く、という仕組みです。(実際には、事前に封書で通知がきたり、優待品の案内が届いたりします。)
配当金は自由に使うこともできますが、このブログでは「再投資」をおすすめします。
つまり、もらった配当金は使わずに貯めて、次の株式もしくは投資信託を買う時の資金に利用するのです。
これを繰り返すことで、資産は雪だるま式に膨らんでいきます。
これを複利の力、とか、複利の効果と言います。
この複利の力は、単に貯金をするだけの人には活用することのできない、いわば株式投資をしている人だけが使うことのできる特権です。是非、更なる投資に活用しましょう。
~投資信託の場合~
投資信託は、いわゆるファンドと呼ばれる株の詰め合わせパッケージです。
買った後は、その道のプロが運用を代行してくれますので、何もすることはありません。
そして、運用中は、そのファンドが得た利益の中から手数料が差し引かれる仕組みになっています。
全て自動で行われますので、投資信託を購入した人が何かをすることもありません。
運用次第で、ファンドそのものの値段が上がり、ファンドを買っていた人に利益をもたらします。
投資信託は、株式と違って配当金はありません。(分配金という収益が発生し現金を得ることができるファンドもありますが、一般的ではないので割愛します)
なので、ただひたすら、雪だるまを転がすように、投資し続けることが効果的です。
投資の仕方としては、月々決まった額を投資する人もいれば、好きなタイミングで買い増しする人もいます。ある意味、色々な投資の仕方ができ、その人にあった額や頻度を選べる投資です。
投資信託は入金力と時間がものを言います。
今日投資したから、といって明日、何倍にも膨れ上がることはまずありません。
ゆっくり時間をかけながら、気が付けばかなり上昇していた、そんな類の投資です。
焦らず気長に、確実に投資することが肝要です。
④節目ごとに、現状と投資をしていなかった場合を比較
毎日とは言いません。毎週とも言いません。しかし、節目となる時期には、投資の成績を振り返ることが重要です。
節目となる時期は、人それぞれではありますが、少なくとも半年に一度は、投資の状況を確認しましょう。(半年に一度は、配当金の権利日のタイミングでもありますし)
具体的に何を振り返ったらいいの?
投資の成績とは、株式であれば配当金の額です。
そして、投資信託であれば、「どれくらいプラス、もしくはマイナスになったか」です。
株式については、3か月に一度各企業が決算発表をしますので、そこから業績とともに今後の業績見通し、配当金の額や今後の配当予定を知ることができます。
是非、振り返りとともに自分が保有する株式の企業業績もチェックしてみてください。
企業によっては、儲かっているけど株主への還元や配当金は控えめ、というところもあれば、赤字覚悟で配当金を出す企業もあります。それは、企業によってスタンスが様々だからです。
業績をチェックすることで、「来年も業績はプラス予想だし、このまま持ち続けよう」とか、「投資してみたけど、思っていたのと違う」とか、「見通しが暗いから、そろそろ売却して利益を確定するか」といった判断の材料にもなります。
まったく気にせず放っておくと、いつの間にか赤字に転落、配当はゼロ、株価急落、なんてことになり、早く知っておけば対処できたことも手遅れになる可能性もあります。
投資信託においても、逐次資産運用の状況を確認しましょう。
プラスなのか、マイナスなのか、グラフにしたときに右肩上がりになっているか、ほかにいいファンドはあるか、ほかのファンドと比べて成績は上がっているか…など、見ると面白い発見があるかもしれません。
投資の世界に絶対はありません。だから、うまくいかずに下がることもあります。
それでも、経済は皆の努力によって支えられ、上に向かって進んでいます。
短期では結果が得られないのは当たり前です。くよくよ悩まず、投資を継続することが実利につながりますし、心にも優しいです。
投資をしている今と、していなかった場合を比べてみる
これは、モチベーションアップにもつながるので是非やってみてください。
投資は、時間をかけ、複利を利用し、やめないで継続することが重要です。
自分自身の例ですが、8年前、投資をしていなかったとして、今とは1.5倍くらいの資産の開きになっていたと考えられます。
例えば、ですが、8年かけて1000万貯金だけで貯めたとして、投資をしている今は、同じ時間で1500万円を貯めることができた、ということになります。
いいことばかりではありませんでした。コロナ禍で株価が急落したときは、貯金だけしていた場合と比較して、総資産から100万円ほどマイナスになったことがありました。
しかし、それでも悩まず、気楽な気持ちで、投資を継続した結果、マイナスはゼロに、そしてプラスへと、V字復活したのです。
うまくいかない時もあります。しかし、経済は強いです。頭のいい人、努力する人、行動する人、全人類が上を目指して日々活動しています。経済の底力は半端ないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
何となく、投資を始める⇒こうなる、というスタートとゴールをおぼろげにでも感じてもらえたらうれしいです。
しかし、いくら言葉で説明しても、完璧に理解してもらうには、やはり実践が一番です。
やってみなければわからない、しかし、やらない人はたくさんいる。
やらない人とやってみた人の差は歴然です。
体験は何物にも代えがたい人生の財産です。
もし、やってみた上で、投資が合わないと感じたのであれば、そこから先は、別の道を探せばいいのです。
少なくとも、「やってみたことがある」という貴重な経験を得たことは、人生においてかけがえのない投資による財産です。
さあ、まずは一歩を踏み出してみましょう。